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2020年9月 6日 (日)

特別展「生けるガラス-中川幸夫の花器」が始まりました!

池坊に脱退宣言を突きつけ、独自の道を選んだいけばな作家・中川幸夫(1918-2012)。

その中川が自身の花のために自作したガラスを中心に紹介する展覧会です。

花を生けるガラスであり、生命を感じさせるガラス。

反骨の魂と命の表現を、ガラスと写真を通じて感じてください。

 

会  期: 202095日(土)から年1213日(日)

開館時間: 9:0017:00 (12/1以降は16:30まで)※入館は閉館の30分前まで

観 覧 料: 800円(高校生以上) 700円(20名以上の団体)、中学生以下無料

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2020年8月28日 (金)

コレクション ピックアップ! ~終わり~

Aojikihi

「青字黄被花鳥文瓶」中国(清朝) 18世紀

トルコブルーのガラスの上に黄色のガラスを被せて、青地を背景とした花鳥文がレリーフで描き出されています。反対色によるコントラストがとても目に鮮やかです。青は天を、黄色は大地と繁栄を表します。このように色鮮やかな不透明なガラスを用いた器は、中国清朝時代のガラス器に特徴的なものです。清朝時代には、皇帝の居城である紫禁城内の工房で多くの優れたガラス器が作られ、2種類以上のガラスを重ねてレリーフを施す「被(き)せガラス」の技法は、フランスに伝わってアール・ヌーヴォーのガラスにも用いられています。

長期にわたり開催されていた『色とりどりの』が今週末で終了となります。まだご覧になっていない方は是非、足をお運びください!

2020年8月 1日 (土)

コレクション ピックアップ!

Tai

 

 

「胎(生命の元)」 小泉 智 2002

カメラや望遠鏡のレンズなどに使用される光学ガラスをカット、研磨して作られた作品です。光学ガラスは無色透明で歪みや泡などの混入もなく、非常に美しいガラスで、このガラスを透過した光は虹色に輝きます。無色から7色に分かれる虹は多様性を象徴します。無色透明の内に生命を育む神秘を感じた作家は、全ての命が輝き、共生する平和な世界への願いを本作に込めています。

2020年7月25日 (土)

コレクション ピックアップ!

History

「ページ・イン・ヒストリー」 アンダ・ムンケヴィカ 2016年 撮影:岡村喜知郎

濃い緑色の分厚いガラスを裏打ちするように、白い不透明ガラスが貼り合わされています。それが裂け、捻じ曲がり、斜めに走った亀裂が稲妻のようで、力強いダイナミックな作品です。雪原に突然落ちた雷と、それによる破壊と混乱。予期せぬ衝撃が止まっていた何かを動かす、「歴史の1ページ」と言われる瞬間はこのようなものなのかもしれません。

2020年7月18日 (土)

コレクション ピックアップ! 7/18

Kasuri

「海碧絣―水面と光―」 上野ツカサ 2013年 撮影:岡村喜知郎
青や白などの板ガラスを重ね合わせ、断面に同一の線模様が現れるようカットした(金太郎あめをイメージしてください)ガラスパーツを並べて成形しています。それが美しい青のグラデーションと1枚の織物のような精緻な線模様を生み出しています。
作家は、このように織物のパターンをガラスで表現する絣硝子(かすりガラス)シリーズを継続して作っています。本作は、深い青と無数の曲線の重なりが、波打ち、きらめく海面を思わせます。

2020年7月11日 (土)

コレクション ピックアップ! 7/11

Kouka

「光華」 塚田美登里 2013年 撮影:岡村喜知郎

ガラスの表面を内と外から刻み込んでできた無数の線は、降り注ぐ光の筋を表します。銀や銅の薄いシートをガラスに溶着することで複雑な色合いを出しています。

熱や重力といった自然エネルギーを利用したり、金属等の他素材を組み合わせたりしてできる形や色は、それ自体が自然の神秘なのかもしれません。作品は、自然の一部である作家自身を通して現れた自然の結晶なのです。

2020年7月 4日 (土)

コレクション ピックアップ! 7/4

Imperfect

「インパーフェクト・フォー・ユー」 キャロル・ミルネ 2010年 撮影:岡村喜知郎

「お互いのための不完全」というタイトルがつけられた一組の靴下。

ガラスを編みこんだような形は、蝋(ろう)で作った原型から型を取った石膏の鋳型に、色ガラスの粉をつめて電気炉で焼成しています。絡み合って壊れやすいガラスの編み物が社会構造と似ていると考えている作家は、人と人の関係性をテーマに作品を作っています。少しずつ破れたり擦り切れたりしている靴下は、お互いの不完全を補っているのです。

2020年6月27日 (土)

コレクション ピックアップ! 6/27

Tenohirakara

「掌からつたわる信号」 小田橋昌代  2012年 撮影:岡村喜知郎

目を閉じて手を繋いだ2人の少女。肌や髪の部分には上からエナメルで色づけられ、ドレス部分では半透明のガラスが光を柔らかく通します。現実と虚構の間にあるような不思議な存在感です。作家はガラスの人物像をとおして人間の内面世界を表現します。目をつぶって自分自身の内側を探る。それはもう一人の自分との対話なのかもしれません。

 

 

2020年6月20日 (土)

コレクション ピックアップ! 6/20

Tokinohune

「時の船」 パヴェル・フラヴァ  1998

鋳造された赤、青の複数のガラスパーツを組み合わせて船が形づくられ、各パーツの間には金箔が挟み込まれています。作家は自然の景色を抽象化して作品のモチーフにしています。船形に切り取られた本作は、まるで波間を漂う一隻の船が、夕陽を反射してきらめく水面の光に溶け込んだかのようです。

 

 

 

 

 

 

 

2020年6月13日 (土)

コレクション ピックアップ! 6/13

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「すべての人がそうであるように」 藤原恵美 2002

ガラスの箱の中に人型が入ったユニットが4つ、ファスナーで繋がれています。ガラスで仕切られた内側はその人のパーソナル・テリトリーで、ガラスの箱は自分を守る殻でもあります。そのような多くの「自分」が関わり合い、繋がったり離れたりしながら私たちは社会を作っています。そういった自己と他者との関係性を象徴的に表しています。

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