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12月29日(水)から1月1日(土)までの4日間は休館いたします。
新年は1月2日(日)午前9時より
冬はガラ美でほっこり!セレクトワークショップも開催します。
ご来館お待ちしております。
開催中の展覧会→https://nanao-af.jp/glass/?p=9106
ワークショップ→https://nanao-af.jp/glass/?p=9068
12月21日(火)は休館日です。
〔毎月第3火曜日が休館となります〕
またのご来館をお待ち致しております。
年齢問わず気軽に楽しめる、ガラス工作のワークショップ。月ごとに異なる内容で実施します。
12月は「いろどりのジェルキャンドル」。
開催日時:2021年12月から2022年2月までの毎週土・日曜日、祝日
各日①13:30~ ②14:15~ ③15:00~
参加費:500円(高校生上は別途観覧料必要)
定員:各回5名(参加者1名につき付添いは1名まで)
12月13日(月)~12月17日(金)は、展示替えのため休館となります。
12月18日(土)からは テーマ展「リフレクション」を開催いたします。
透明地赤被干支文鼻煙壷/19-20世紀/たばこと塩の博物館蔵
透明ガラスに赤色ガラスを被せ、十二支をモチーフにした吉祥文を、胴全体を巡るように浮彫りした鼻煙壺。
中国では、本作に見られるような鮮やかな赤色、紅色は、魔よけ、生命力の色などの意味を持ち、
色との組み合わせで吉祥の意味合いが深められています。
臨時休館で少し会期が短くなった「吉祥 中国清朝のガラスと祈りの文様」も本日が最終日です。
吉祥の気に満ち溢れた美術館で、皆様のご来館をお待ちしています。
12月は「いろどりのジェルキャンドル」
本日はまだ定員に達していません。
お時間に余裕がある方は是非ご参加ください。
(左)透明地青被鯉文鼻煙壷 (右)白地五色被金魚文鼻煙壺
どちらも 19-20世紀/たばこと塩の博物館蔵
鯉や金魚など、魚の文様は「魚」が「余(yu)」と音が通じることから、良い意味を持っていると考えられ、古代中国より絵画や陶磁器などの諸工芸でも多用された文様のひとつです。鯉が黄河の激流である龍門を登り、龍に変わる姿を表わした文様は立身出世を意味します。金魚は「金玉」と音が似ていることから富貴であること、また、「学識や知識が非常に豊富」という意味を表します。
白地多色貼蝙蝠果実文壺/清時代 18世紀/サントリー美術館蔵
乳白色ガラスに、淡青色、黄色、紅色ガラスを部分的に溶着し、仏手柑、桃、石榴の果実を全体に配した小壺。
仏手柑は多福、桃は多寿、石榴は多子を示し、これらの組合せは「三多」と呼ばれ、吉祥図として好まれました。
さらには、果実の間を、幸福の兆しを示す蝙蝠の番が舞い飛ぶ姿が彫られています。
白地緑被花鳥文鉢/清時代 18-19世紀前半/サントリー美術館蔵(辻清明コレクション)
乳白色ガラスに緑色ガラスを被せ、胴部に満開の花々の中で優雅に佇む鳳凰を彫り描いた鉢。
鳳凰は、飛べば群鳥が従う「百鳥の王」とされ、慈愛と仁愛を寓意し、また、皇后を象徴する文様として多用されました。
本作は胴径が28.5㎝と清朝のガラスの中でも特に大きく、見応えがあります。