コレクション ピックアップ! ~終わり~
「青字黄被花鳥文瓶」中国(清朝) 18世紀
トルコブルーのガラスの上に黄色のガラスを被せて、青地を背景とした花鳥文がレリーフで描き出されています。反対色によるコントラストがとても目に鮮やかです。青は天を、黄色は大地と繁栄を表します。このように色鮮やかな不透明なガラスを用いた器は、中国清朝時代のガラス器に特徴的なものです。清朝時代には、皇帝の居城である紫禁城内の工房で多くの優れたガラス器が作られ、2種類以上のガラスを重ねてレリーフを施す「被(き)せガラス」の技法は、フランスに伝わってアール・ヌーヴォーのガラスにも用いられています。
長期にわたり開催されていた『色とりどりの』が今週末で終了となります。まだご覧になっていない方は是非、足をお運びください!
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